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わが美的洗脳 大岡昇平芸術エッセイ集

講談社文芸文庫 おC11

出版社名 講談社
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-06-290039-3
4-06-290039-4
税込価格 1,650円
頁数・縦 348P 16cm

商品内容

要旨

一四歳、初めて聴いたベートーヴェン「第五」に一撃を喰らい、二六歳、スタンダールの手引きで出合った「フィガロ」に震駭、熱烈なモーツァルティアンに。その音楽の魅力を音符にまで遡って究めんと五〇歳を過ぎてピアノと作曲法を学ぶ―。音楽は単なる趣味を超えて、その人生と文学に霊感を与え、更なる真摯な探求に彼を駆り立てた。音楽、映画、演劇等、芸術随想四六篇に、武満徹、吉田秀和との対談を併録。

目次

わが美的洗脳
物真似芸術
親しめる音楽家モンブラン
音楽放浪記
ワグナーを聞かざるの弁
私とモツァルト
シュツットガルト室内楽団の楽しさ
芝居のLP
生の音楽
わがテレフンケン〔ほか〕

おすすめコメント

没後20年、昭和を代表する作家の芸術論集14歳、ベートーベン「第五」で音楽開眼、26歳、「フィガロ」で熱烈なモーツァルティアンに。中也、小林秀雄と交流、絵画、映画等々、生涯を彩った美への頌歌

出版社・メーカーコメント

没後20年、昭和を代表する作家の芸術論集 14歳、ベートーベン「第五」で音楽開眼、26歳、「フィガロ」で熱烈なモーツァルティアンに。中也、小林秀雄と交流、絵画、映画等々、生涯を彩った美への頌歌

著者紹介

大岡 昇平 (オオオカ ショウヘイ)  
1909・3・6〜1988・12・25。小説家。東京生まれ。京都帝国大学卒。19歳の年、小林秀雄、中原中也、河上徹太郎らを知り、文学に開眼。同人誌「白痴群」に参加。スタンダールに傾倒し、翻訳、評論の執筆に打ち込む。1944年応召、フィリピンに出征。復員後、戦場での体験を書いた『俘虜記』を発表、戦後小説の傑作として好評を博し、作家としてデビューした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)