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哈爾浜詩集・大陸の琴

講談社文芸文庫 むA6

出版社名 講談社
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-06-290062-1
4-06-290062-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 332P 16cm

商品内容

要旨

「きみは我が忘れもはてぬはるびんなりしか。/はるびんよ…。」昭和十二年四月、旅行嫌いの犀星が、生涯でただ一度の海外(満洲)旅行に出かけた。「古き都」哈爾濱は、犀星の詩心を刺激し、後年『哈爾濱詩集』となる抒情詩の数々を産ませ、また、満洲で棄て子捜しをする男を中心に、船上で出逢った人々の荒唐無稽な人生を描いた小説『大陸の琴』を書かせた。本書は、随筆「駱駝行」他三篇を併録した“大陸もの”作品集。

目次

哈爾濱詩集(詩)
大陸の琴(小説)
駱駝行・あやめ文章(随筆)(駱駝行
生菜料理
大陸の春
あやめ文章)

おすすめコメント

昭和12年4月、旅行ぎらいの犀星が生涯でただ一度の海外旅行(朝鮮満州旅行)に出かけた。その折に生まれた表題作の詩集・小説と随筆「駱駝行」他2篇を収録。

出版社・メーカーコメント

犀星の高揚期に描かれた大陸もの作品の精華昭和12年4月、旅行ぎらいの犀星が生涯でただ一度の海外旅行(朝鮮満州旅行)に出かけた。その折に生まれた表題作の詩集・小説と随筆「駱駝行」他2篇を収録。

著者紹介

室生 犀星 (ムロウ サイセイ)  
1889・8・1〜1962・3・26。詩人・小説家。石川県生まれ。本名・照道。不義の子として、生後すぐに貰い子に出される。12歳で金沢高等小学校を中退。地方裁判所の給仕をしながら俳句を学び詩作を始める。1910年、志を抱いて上京。以後、帰郷と上京をくりかえすが、萩原朔太郎、山村暮鳥らと知り合い、16年詩誌「感情」を創刊。18年『愛の詩集』『抒情小曲集』を出版、詩壇に新風を起こす。19年自伝的小説『幼年時代』『性に眼覚める頃』を発表して一躍小説家としても認められる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)