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一日 夢の柵

講談社文芸文庫 くA6

出版社名 講談社
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-06-290100-0
4-06-290100-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 281P 16cm

商品内容

要旨

日常の内奥にひそむ光と闇。―人々が暮らしてゆく、生々しい奇妙な現実。生きることの本質と豊穣。著者六十代半ばから七十代半ばにかけて書かれた短篇群、野間文芸賞受賞の十二の人生の断片。「夢の柵」「影の家」「眼」「浅いつきあい」「電車の中で」「隣家」「丸の内」「記録」「一日」「危うい日」「久介の歳」「要蔵の夜」収録。

著者紹介

黒井 千次 (クロイ センジ)  
1932・5・28〜。小説家。東京生まれ。学童疎開を経験。新制三期生として都立西高を卒業。高校時代から創作を始め野間宏に手紙を出して文学への志を述べる。東大在学中メーデー事件に遭遇。1955年、東大経済学部卒業。富士重工に入社して15年間サラリーマン生活を送り70年退社。同年「時間」で芸術選奨文学部門新人賞受賞。84年、『群棲』で谷崎潤一郎賞、94年、『カーテンコール』で読売文学賞、2001年、『羽根と翼』で毎日芸術賞、06年、『一日・夢の柵』で野間文芸賞を受賞するなど旺盛な作家活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)