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黙阿弥

講談社文芸文庫 かW1

出版社名 講談社
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-06-290125-3
4-06-290125-0
税込価格 1,650円
頁数・縦 337P 16cm

商品内容

要旨

坪内逍遙に“明治の近松、我国のシェークピア”と称された河竹黙阿弥。その七十八年の生涯を、秘蔵の原稿や手記をもとに、曾孫にあたる著者が心をこめて描いた評伝。幕末から明治への激動の時代を生きた黙阿弥の作者魂と、江戸作者の矜持。それは現代にも通じるひとつの「生」の記録でもある。

目次

1 黙阿弥のいない天覧劇
2 大江戸の黙阿弥
3 最良の日々
4 「黙」の字の謎
5 ふたつの家と娘たち
6 晩年と遺書

著者紹介

河竹 登志夫 (カワタケ トシオ)  
1924・12・7〜。演劇学者。東京生まれ。東京帝国大学理学部物理学科卒。早稲田大学文学部芸術科卒。同大学院卒。ハーバード大学客員研究員、早稲田大学教授を歴任。文化功労者。他多数の役職に就く。著書に『作者の家』(毎日出版文化賞・読売文学賞)、『近松門左衛門』(サンケイ児童出版文化賞)、『歌舞伎美論』(小泉八雲賞・ダブリン市長賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)