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バッハ=魂のエヴァンゲリスト

講談社学術文庫 1991

出版社名 講談社
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-06-291991-3
4-06-291991-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 343P 15cm

商品内容

要旨

なぜ心にこれほど深い慰めをもたらすのか。人生への力強い肯定を語るのか。「神の秩序の似姿」に血肉をかよわせるオルガン曲。聖の中の俗、俗の中の聖を歌い上げるカンタータ。胸いっぱいに慈愛しみ渡る“マタイ受難曲”…。三百年の時を超え人々の魂に福音を与え続ける楽聖の生涯をたどり、その音楽の本質と魅力を解き明かした名著、待望の新版。

目次

伝統からの巣立ち―誕生からアルンシュタット時代まで
若き日に、死をみつめて―ミュールハウゼン時代
オルガンに吹きこむ、人間の生命力―ワイマール時代1
青春の抒情、新様式のカンタータ―ワイマール時代2
幸せなる楽興の時―ケーテン時代1
バッハの家庭と教育―ケーテン時代2
音楽による修辞学―ライプツィヒ時代1
“マタイ”へ向けての慈愛の熟成―ライプツィヒ時代2
時流の外に新しさを求めて―ライプツィヒ時代3
数学的秩序の探求―ライプツィヒ時代4〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

その旋律はなぜ心に深い慰めをもたらすのかこれほど力強い肯定を語り、われわれの心に確信の灯をともす音楽はない。300年の時を超えて魂に福音を与え続けるバッハの生涯と作品、その魅力を解き明かす。

著者紹介

礒山 雅 (イソヤマ タダシ)  
1946年東京生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院、ミュンヘン大学留学を経て、国立音楽大学教授、いずみホール音楽ディレクター。2006年より、日本音楽学会会長。専攻は音楽美学・西洋音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)