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新井白石「読史余論」 現代語訳

講談社学術文庫 2140

出版社名 講談社
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-06-292140-4
4-06-292140-5
税込価格 1,210円
頁数・縦 365P 15cm

商品内容

要旨

「正徳の治」で名高い大儒学者による歴史研究の代表作。古代天皇制から、武家の発展を経て江戸幕府成立にいたる歴史を九変・五変に時代区分して論じ、徳川政権の正当性を主張する。天皇家や源頼朝、足利幕府への客観的で冷徹な評価、為政者の不徳と失政に対して天命が革まる「易姓革命」への警鐘など、実証的で先駆的な史論の現代語訳。

目次

第1巻(総論 日本の天下の大勢は、九度変化して武家の治世となり、武家の治世がまた五度変化して、当代にいたったこと)
第2巻(古代には征伐が天皇の手で行われたこと
中世以来、将軍の職が世襲となったこと
源頼朝父子三代のこと
北条が代々天下の権をつかさどったこと
後醍醐天皇の中興政治のこと)
第3巻(足利殿が北朝の天皇を立てたこと
室町家代々の将軍のこと
信長の治世のこと(天正元年から同十年まで)
秀吉の天下のこと)

おすすめコメント

江戸中期の大知識人の代表作。天皇と武家の確執、信長・秀吉の天下統一を描き、徳川幕府の正統性を主張した先駆的史論を現代語訳で。

著者紹介

横井 清 (ヨコイ キヨシ)  
1935年、京都市生まれ。立命館大学大学院修士課程修了。部落問題研究所、京都市史編さん所などに勤務したのち、花園大学助教授、富山大学教授、桃山学院大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)