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経済学再入門

講談社学術文庫 2230

出版社名 講談社
出版年月 2014年4月
ISBNコード 978-4-06-292230-2
4-06-292230-4
税込価格 814円
頁数・縦 197P 15cm

商品内容

要旨

スミス以来の経済思想史を俯瞰し、キーワードを再検討する。「ケインズ革命」の意義を見直し、シカゴ学派の祖ナイトの思想の核心に迫り、社会主義崩壊のインパクトを考える。市場主義一辺倒の経済学の現在から距離をとり、歴史的視野から経済思想の問題を洗い出す。複雑な現実を説明するために生まれた多様な経済思想の対立と論争を整理・解読する。

目次

第1章 「市場メカニズム」について(「見えざる手」
市場メカニズムは万能なのか ほか)
第2章 社会主義崩壊の衝撃(資本主義の危機
『貧乏物語』の影響力 ほか)
第3章 『一般理論』は「革命」だったのか(クルーグマンの『一般理論』序文
「ケインズ革命」再考 ほか)
第4章 「ケインジアン」分裂の帰結(「新古典派総合」とは何か
「新古典派総合」の問題点 ほか)

著者紹介

根井 雅弘 (ネイ マサヒロ)  
1962年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は現代経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)