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グノーシスの神話

講談社学術文庫 2233

出版社名 講談社
出版年月 2014年5月
ISBNコード 978-4-06-292232-6
4-06-292232-0
税込価格 1,463円
頁数・縦 333P 15cm

商品内容

要旨

キリスト教最大の異端とされるグノーシス主義は、「悪は何処から来たのか」という難問をキリスト教会に突きつけ、古代から近代まで、宗教、哲学、科学などさまざまな領域に「裏の文化」として影響を与え続けた。ナグ・ハマディ文書やマンダ教、マニ教の文献の主要な断章を抜粋し、人間と世界の起源と運命を解き明かそうとする神話的思考の全貌に迫る。

目次

1 グノーシス主義とは何か(グノーシス主義の世界観と救済観
グノーシス主義の系譜学)
2 ナグ・ハマディ文書の神話(世界と人間は何処から来たのか
世界と人間は何処へ行くのか ほか)
3 マンダ教の神話(マンダ教について
『ギンザー(財宝)』の神話)
4 マニ教の神話(マニとマニ教について
マニ教の神話)
結び グノーシス主義と現代

著者紹介

大貫 隆 (オオヌキ タカシ)  
1945年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻博士課程修了。ミュンヘン大学にてDr.theol.取得。現在、東京大学名誉教授、自由学園最高学部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)