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中世芸能講義 「勧進」「天皇」「連歌」「禅」

講談社学術文庫 2294

出版社名 講談社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-06-292294-4
4-06-292294-0
税込価格 968円
頁数・縦 253P 15cm

商品内容

要旨

経済活動の原動力としての「勧進」が芸能を包含していく過程。「天皇」制における祓穢思想と芸能の発生とのかかわり。位相の変化の連なりを集団の連関のなかで生み出す「連歌」のダイナミズムと美学。「禅」が孕む、バサラ的思想。超域的視点から史料を読み解き、日本中世文化の全容に迫る、画期的講義の記録を収録。各章末にはコラムを新たに設けた。

目次

1 勧進による展開
2 天皇制と芸能
3 連歌的想像力
4 禅の契機―バサラと侘び

おすすめコメント

日本中世芸能の世界を、「勧進」「天皇」「連歌」「禅」という四つの切り口から論じる。経済活動の原動力としての勧進が芸能を包含していく過程、天皇制のなかの祓穢思想と芸能との発生のかかわり、位相の変化の連なりを集団の連関のなかで生み出す連歌のダイナミズムと美学、禅が孕むバサラ的思想。超域的な視点から能楽研究を拓いてきた第一人者の眼で歴史資料から鮮やかに見出される日本中世文化の全容を描く画期的講義の記録。

著者紹介

松岡 心平 (マツオカ シンペイ)  
1954年岡山県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東京大学大学院・総合文化研究科教授。観世文庫理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)