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死海写本 「最古の聖書」を読む

講談社学術文庫 2321

出版社名 講談社
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-06-292321-7
4-06-292321-1
税込価格 1,012円
頁数・縦 269P 15cm

商品内容

要旨

さまざまな解釈を生み、世界を騒がせてきた死海写本。しかし本当のところ、この「最古の聖書」には何が書かれているのだろうか。本書では、クムラン宗団の思想と歴史的背景を明かし、外典・偽典を含めた旧約・新約聖書と関連づけながら、死海写本の内容を精緻に読み解いていく。膨大な資料に基づく研究成果をコンパクトにまとめた、最良の解説書。

目次

第1章 写本発見と公刊への数奇な道
第2章 死海写本の背景―ヘレニズム・ローマ時代のユダヤ史
第3章 写本には何が書かれているか
第4章 クムラン宗団の思想
第5章 考古学から見たクムラン遺跡
第6章 死海写本と旧約聖書の関係
第7章 死海写本と新約聖書の関係
補遺 エッセネ派に関する古代資料

おすすめコメント

さまざまな解釈を生み、世界を騒がせてきた死海写本。しかし本当のところ、この「最古の聖書」には何が書かれているのだろうか。書き残したクムラン宗団とは何者であり、いかなる思想を持っていたのか。「義の教師」「悪の祭祀」「なめらかなものを求める者たち」……本書では、公刊された死海写本の記述に即し、外典・偽典を含めた旧約・新約聖書や歴史的背景とも関連づけながら、その内容を読み解くことで、淡々と「謎」に光を当ててゆく。膨大な研究成果をコンパクトにまとめた、絶好の「死海写本」入門書。

著者紹介

土岐 健治 (トキ ケンジ)  
1945年名古屋市生まれ。一橋大学名誉教授。西洋古典学、聖書学。東京神学大学卒業、東京大学大学院西洋古典学博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)