• 本

なぜ、猫とつきあうのか

講談社学術文庫 2365

出版社名 講談社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-06-292365-1
4-06-292365-3
税込価格 902円
頁数・縦 221P 15cm

商品内容

要旨

人は竪、猫は横に親和して住んでいる気がする―。幼いころから生活のなかに猫がいて、野良猫・飼い猫の区別もゆるく日々をともに過ごし、その生も死も幾多見つめてきた思想家は、この生きものに何を思ったのか。詩人の直観と、思想する眼差しと、ともに暮らすものへの愛情によって紡ぎ出されたことば。猫を愛するすべての人に。

目次

1 なぜおまえは猫が好きなんだ、というふうに言われたら、存外こっちのひとりよがりで…
2 人間なんかになれているようなふりしているけど、絶対なれていないところがありますからね。
3 種族としての猫というのは、犬に比べたら、横に生活している気がするんです。
4 猫のほうはなにかやっぱり受け身のわからなさみたいなのがたくさんあってね。
猫の部分

おすすめコメント

「この本のなりたちを思うと、いかなる血や涙もただ流れるだけではなくなにか豊かなものに注がれているのだとあらためて思った」――吉本ばなな 幼いころから飼ってきた猫たちとのつき合い、猫の習性、猫という存在のわからなさ、人と猫との関係、猫の死……。このもっとも身近にして、つかみどころのない生き物について、詩人の直観と、思想家の眼差しと、ともに暮らすものへの愛情によって描きだす傑作エッセイ。(解説=吉本ばなな、挿画=ハルノ宵子)

著者紹介

吉本 隆明 (ヨシモト タカアキ)  
1924‐2012。東京都生まれ。東京工業大学卒業。詩人、思想家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)