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犬と鬼 知られざる日本の肖像

講談社学術文庫 2405

出版社名 講談社
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-06-292405-4
4-06-292405-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 444P 15cm

商品内容

要旨

美しい自然、練磨された芸術と文化遺産、高度な技術、優れた教育制度…。一九九〇年代、世界をリードする新文明の構築を目前に日本が失速したのはなぜか?明治維新、敗戦を超え、「近代化」を推進してきた日本は、バブル崩壊を引き金に、本質的に失敗した。経済、環境、人口、教育等の分野で、慢性的で長期的な問題を抱えるこの国への警告の書。

目次

国土―土建国家
治山・治水―災害列島
環境―ステロイド漬けの開発
バブル―よき日々の追憶
情報―現実の異なる見方
官僚制―特別扱い
モニュメント―大根空港
古都―京都と観光業
新しい都市―電線と屋上看板
鬼―モニュメントの哲学
「マンガ」と「巨大」―モニュメントの美学
総決算の日―借金
国の富―お金の法則
教育―規則に従う
教育のつけ―生け花と映画
国際化―亡命者と在日外国人
革命は可能か―ゆでガエル

著者紹介

カー,アレックス (カー,アレックス)   Kerr,Alex Arthur
1952年米国メリーランド生まれ。1964〜1966年、父の仕事の関係で横浜の米軍基地に住む。エール大学日本学部卒業。日本学を専攻、学士号(最優秀)取得。1972〜73年、慶應義塾大学国際センターでロータリー国際奨学生として日本語研修。1974〜77年、英国オックスフォード大学ベイリオル・カレッジでローズ奨学生として中国学を専攻。学士号、修士号を取得。日本の魅力を広く知らしめる活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)