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梁塵秘抄

講談社学術文庫 2440

出版社名 講談社
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-06-292440-5
4-06-292440-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 266P 15cm

商品内容

要旨

遊女や巫女など、歌や舞いを生業として諸国をめぐり歩く女たちが歌い継いだ「はやり歌」。後白河院はそれら、やがて消えゆく「声わざ」を蒐集し、「梁の上の塵も動くほど妙なる歌」という意味の名前をつけた。それが梁塵秘抄である。法皇をも虜にしたアウトサイダーたちの歌うたの調べを、稀代の古代文学者が耳をすませて読む。

目次

第1部 梁塵秘抄の歌(我を頼めて来ぬ男
遊びをせんとや生れけむ
遊女の好むもの ほか)
第2部 梁塵秘抄覚え書(梁塵秘抄における言葉と音楽
遊女、傀儡子、後白河院)
付 和泉式部と敬愛の祭(神楽の夜―「早歌」について)

おすすめコメント

遊女や巫女など、歌や舞いを生業として諸国をめぐり歩く女たちが歌い継いだ流行歌「今様」。後白河はそれら、やがて消えゆく「声わざ」を蒐集し、「梁(うつばり)の上の塵も動くほど妙なる歌」という意味の名前をつけた。それが梁塵秘抄である。法皇をも虜にした、アウトサイダーたちの歌うたの調べを、稀代の古代文学者が耳をすませて読む。

著者紹介

西郷 信綱 (サイゴウ ノブツナ)  
1916年、大分県生まれ。東京大学文学部卒。日本の古代文学研究の泰斗。歴史学、人類学、神話学など新たな視野を国文学研究に取り入れ、古典の読みを深化させた。横浜市立大学、ロンドン大学、法政大学などで教鞭をとる。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)