我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち
ブルーバックス B−2037
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2017年12月 |
ISBNコード |
978-4-06-502037-1
(4-06-502037-9) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 283P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 DNA解析の技術などが進み、約700万年前に遡る人類初期の歴史は、徐々に解明されつつある。だが、今なお真実を見きわめるのが困難な巨大なミステリーがあるのだという。それが本書のテーマだ。かつて、とくにアジアには多様な原人が生きていたのだが、現在の「我々」、すなわち現生人類ホモ・サピエンスは、人類学的には「均質」の種である。多様だった人類は、どこに消えたのか。本書では、人類進化学者の海部陽介氏によるものを中心とする最新の研究成果をもとに、アジアの人類進化を辿った後に、その謎について考察。我々の文明の行く末にも関係する、ある仮説にたどり着いている。著者はフリーランスの文筆家。日本テレビ報道局で科学報道に従事した後に独立。これまでに小説、ノンフィクション、科学書など多ジャンルの著書がある。なお、ダイジェスト本文中の引用符内の発言はすべて海部陽介氏によるものである。 |
商品内容
文学賞情報 |
2018年
第34回
講談社科学出版賞(旧・講談社出版文化賞・科学出版賞)受賞 |
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要旨 |
教科書に載っているジャワ原人や北京原人だけではない。我々ホモ・サピエンスの出現前、アジアには実に多様な「人類」がいたことがわかってきた。そして「彼ら」は、我々の祖先と共存する「隣人」だったかもしれない!ならば、なぜ今、我々は我々だけなのだろうか?アジア人類進化学の第一人者に導かれ、「我々とは何か」を問いつづけた著者が最後に出会った衝撃の仮説とは?知的興奮に満ちた、我々のための新しい人類学! |
目次 |
プロローグ 「アジアの原人」を発掘する |
おすすめコメント
地球上に存在した「人類」は我々ホモサピエンスだけではない。彼らはなぜ滅んだのか。我々はなぜ生き残ったのか。人類学の最新成果!