姦通裁判 18世紀トランシルヴァニアの村の世界
星海社新書 129
出版社名 | 星海社 |
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出版年月 | 2018年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-511636-4
(4-06-511636-8) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 285P 18cm |
商品内容
要旨 |
一七六五年の夏。ヨーロッパの東のはずれ、トランシルヴァニア侯国のコザールヴァール村で、ある裁判の証人尋問が行われた。原告は領主の一人・イシュトヴァーン。そして被告は彼の妻・ユディト。罪状は「姦通」であった。のべ一〇〇人を超える証人の口から赤裸々に語られるのは、ユディトと間男・アダームの堂々たる逢瀬、これまでの赤裸々な男性遍歴と子どもたちの出生にまつわる疑念、魔女と媚薬、そして繰り返される暴力…。ユディトは果たしてただの淫蕩な女だったのか―?東欧史研究のトップランナーが証言記録を縦横に読み解き、ユディトらを取り巻く近世ヨーロッパの村の暮らしを復元し、事件の深層に迫る。新たな近世史科学入門。 |
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目次 |
第1章 姦通事件 |
おすすめコメント
領主の妻・ユディトの姦通裁判をめぐる証言記録。暴力・媚薬……生々しい記述を通じ、近世トランシルヴァニアの村が見えてくる。