科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
ブルーバックス B−2061
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2018年6月 |
ISBNコード |
978-4-06-512050-7
(4-06-512050-0) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 270P 18cm |
商品内容
要旨 |
アインシュタインは熱烈な「宗教家」だった。カトリック教会は「ビッグバン」を歓迎した。「天地創造」をめぐる科学者たちの葛藤が現代の宇宙論を生み出した! |
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出版社・メーカーコメント
「先生は科学者なのに、科学の話のなかで神を持ち出すのは卑怯ではないですか」ある高校生から投げかけられたこの質問が、本書が生まれるきっかけだった。素粒子物理学者として「小林・益川理論」のノーベル賞受賞に貢献し、カトリック教会の聖職者でもある著者が探し求め、見いだした答えとは?聖書が教える「天地創造」の物語はもはや完全に覆され、「神は死んだ」といわれて久しい。しかし実は、宇宙創成に関わる重要な発見をした科学者の多くは、神を信じていた。天動説を葬り去ったコペルニクスとガリレオ、物体の運行を神によらず説明したニュートン、宗教に強く反発して「光」だけを絶対としたアインシュタインらも神への思いを熱く語り、さらには量子力学を創ったボーアやハイゼンベルク、ディラック、シュレーディンガー、特異点なき宇宙を考えたホーキングら、「無神論者」といわれた現代物理学者たちさえも実は神の存在を強く意識していたのだ。彼らの神への考え方を追うことで見えてくる、宇宙論を発展させた本当の原動力とは?日本人には理解しにくい世界標準の「宗教観」を知るためにも最適の一冊!