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機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか

講談社現代新書 2501

出版社名 講談社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-06-513851-9
4-06-513851-5
税込価格 1,012円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

焼却されたはずの外交機密費文書が残されていた!満州事変から日中戦争前夜までの史料の数々。ハルビン、上海などで展開されたインテリジェンス活動、リットン調査団への接待外交―。日中関係の修復をめざしながら、時代に翻弄された現地の外交官たちを描く。

目次

第1章 満州事変下の外交官
第2章 インテリジェンスと接待―ハルビン・上海・奉天
第3章 上海事変と松岡洋右
第4章 リットン調査団をめぐる接待外交
第5章 満州国の理想と現実
第6章 日中外交関係の修復をめざして
第7章 戦争への分岐点
第8章 戦争前夜

おすすめコメント

リットン調査団への接待攻勢、諜報活動に努める杉原千畝ら外交官。奇跡的に残存する外交機密費史料をもとに、日中戦争への道を描く。

著者紹介

井上 寿一 (イノウエ トシカズ)  
1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業、同大学院法学研究科博士課程、学習院大学法学部教授などを経て、同大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。内閣府公文書管理委員会委員、特定歴史公文書等不服審査分科会委員。主な著書に、『危機のなかの協調外交』(山川出版社、吉田茂賞)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)