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明夫と良二

講談社文芸文庫 しA14

出版社名 講談社
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-06-514722-1
4-06-514722-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 311P 16cm

商品内容

要旨

磊落な浪人生の兄と、気立ての優しい中学生の弟。男の子二人のおかしみに満ちたやりとりを見守る姉は、間もなく嫁いでゆく。自然に囲まれた丘の上の一軒家に暮らす作家一家の何気ない一瞬に焼き付けられた、はかなく移ろいゆく幸福なひととき―。人生の喜び、そしてあわれを透徹したまなざしでとらえた、名作『絵合せ』と対をなす家族小説の傑作。

著者紹介

庄野 潤三 (ショウノ ジュンゾウ)  
1921・2・9〜2009・9・21。小説家。大阪生まれ。大阪外国語学校を経て九州帝国大学卒。1946年、島尾敏雄、三島由紀夫らと同人誌を発行。教員、会社員を経て小説家に。55年に、「プールサイド小景」で芥川賞受賞。57年から1年間、米国オハイオ州ガンビアのケニオン大学で客員として過す。60年、『静物』で新潮社文学賞、66年、『夕べの雲』で読売文学賞、71年、『絵合せ』で野間文芸賞を受賞。芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)