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名字の歴史学

講談社学術文庫 2521

出版社名 講談社
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-06-515287-4
4-06-515287-9
税込価格 1,210円
頁数・縦 193P 15cm

商品内容

要旨

古代においては天皇より、地名や職能、序列などを表すための姓が与えられた。明治新政府は徴税や徴兵の必要から戸籍制度を整えるべく、全国民に名字の名乗りを義務づけた。地名、階層、職制、家系など多岐にわたる要素を組み込み、それぞれが確かに何かを表現する名字。成り立ちと変遷をたどる詳細かつ壮大な考察で、側面から日本の歴史を通観する。

目次

第1章 姓名は、天皇から賜わるもの(氏族をたばねた氏姓制度
天皇の権威を高めた賜姓
戸籍を軸にした律令体制
財政難が招いた臣籍降下
源平藤橘の意味)
第2章 名字は自分から名乗るもの(史料で見る名字と苗字
公家の名字、武家の名字
惣領家の名字、庶子家の名字
頼朝による源姓の独占)
第3章 姓名と名字の存続を決めるもの(賜姓によって行われる改姓
ときの権力によって左右される名字の存続
庶民が名字を名乗らなかった理由)
第4章 実名の変遷(さまざまな実名
一族の絆を深める系字と通字
天皇の実名は使えない
一般庶民の名前)

おすすめコメント

そもそも「名字」とは何か? 名字の成立過程と変遷を通して日本の歴史を通観し、現代に続く起源を探ってゆく。

著者紹介

奥富 敬之 (オクトミ タカユキ)  
1936年東京生まれ。早稲田大学大学院国史学科博士課程修了。専門は日本中世史。日本医科大学名誉教授。著書多数。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)