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男はつらいよお帰り寅さん

出版社名 講談社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-06-516566-9
4-06-516566-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 187P 19cm

商品内容

要旨

23年ぶりの新作『男はつらいよお帰り寅さん』。「男はつらいよ」シリーズ第50作にして初のノベライズ。

出版社・メーカーコメント

 寅さんの甥っ子である満男は会社員から小説家に転身し、人気作家の仲間入りをしかけている。しかし家庭生活のほうは、6年前に妻を病気で失い、中学3年生の娘ユリと2人暮らし……。 一方で、ヨーロッパで夫・子供との家庭を持ち、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の職員として働く、かつての満男の恋人の泉(イズミ・ブルーナ)は、シリア難民の窮状を訴えるべく、国連スタッフとともに来日している。そんなイズミが、出版社が主催する書店での満男のサイン会に姿を現す。数十年ぶりの再会を果たす2人――。 誕生50年。23年ぶりの新作にして、「男はつらいよ」シリーズ第50作となる記念碑的作品をノベライズ化。 満男(吉岡秀隆)と、かつての恋人・泉(後藤久美子)との短い再会を軸にした現在進行系の物語に加え、さくらや博、スナックの経営者になっているリリーたちの想い出として描かれる若き日の寅さんの姿、声、そして笑顔。さらには瑞々しくも美しいマドンナたちの残像までを、『東京バンドワゴン』シリーズなどで名を馳せる人気作家・小路幸也が、爽やかで、しかも独特の温かい筆致で活字化しました。 映画ではわからなかった登場人物たちの関係性や心の葛藤が描かれるほか、ちょっとしたエピソードの挿入も、活字作品ならでは味わいとして堪能できます。寅さんファンの心に感動と感激を刻むこと間違いない映画作品に加え、ぜひとも日本中のファンに届けたい一冊です。

著者紹介

小路 幸也 (ショウジ ユキヤ)  
1961年北海道生まれ。広告制作会社勤務を経て執筆活動へ。2002年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回講談社メフィスト賞を受賞。翌03年、デビュー
山田 洋次 (ヤマダ ヨウジ)  
1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。08年より日本藝術院会員、12年に文化勲章を受章
朝原 雄三 (アサハラ ユウゾウ)  
1964年生まれ、香川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)