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東京のヤミ市

講談社学術文庫 2584

出版社名 講談社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-06-517115-8
4-06-517115-6
税込価格 1,210円
頁数・縦 209P 15cm

商品内容

要旨

ターミナル駅の焼け跡に人とモノが再び集まり、マーケットが生まれた。統制の目を逃れ暮らしを立て直そうとする熱気が、やみくもな「復興」を加速させる。露店では何が売られていたか。新橋の関東松田組、新宿の尾津組などのテキ屋は盛り場をいかに経営したか。呑み屋はどんな構造だったか。戦後東京の「原風景」を、生活する人々の目線で描き出す。

目次

第1章 望遠レンズでみるヤミ市
第2章 覗きこむヤミ市
第3章 ヤミ市にひしめく人びと
第4章 ヤミ市料理のレシピ
第5章 太陽の下のヤミ市
第6章 新宿ヤミ市・夜のシナリオ
第7章 焼け跡再興のプロデューサー
第8章 ヤミ市の生活文化論

おすすめコメント

東京、新宿、池袋……敗戦直後の混沌のなか、人々はこうして街を作り出した。いまの東京の姿を生み出した「ヤミ」の世界をガイドする

著者紹介

松平 誠 (マツダイラ マコト)  
1930‐2017年。東京生まれ。京都大学文学部卒業。立教大学社会学部教授を経て、女子栄養大学教授。生活文化論専攻。都市生活文化をテーマに広くフィールドワークを展開、各地・各時代の祝祭文化と生活についての研究を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)