文学国語入門
星海社新書 167
出版社名 | 星海社 |
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出版年月 | 2020年10月 |
ISBNコード |
978-4-06-521658-3
(4-06-521658-3) |
税込価格 | 1,155円 |
頁数・縦 | 334P 18cm |
商品内容
要旨 |
2022年から実施予定の高等学校学習指導要領(新指導要領)において、国語科は大幅な改革が断行されます。その目玉はマニュアルや契約書といった「実用的」な文章を役立てるための「論理国語」設置にあり、「文学国語」は軽視されるのでは、と受け止められました。しかし新指導要領には、国語科は「他者と社会の中での関わり方」の涵養が目標だと書かれています。それこそは、明治期に成立し「転スラ」にまで至る日本の「近代文学」が一貫して問い続けてきたものなのです。「私」が「社会」の中で「他者」と生きる手立てを理解するツールとしての「近代文学」。その読み方を学ぶため、まずは「文学」を「疑う」ところから始めましょう。 |
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目次 |
プロローグ 他者と生きる術を学ぶのが「文学国語」なら、それは「近代文学」の出番ではないか |
出版社・メーカーコメント
新学習指導要領により制定される「文学国語」とは何か? 鴎外から春樹、転スラに至るまでの近代文学を通じて社会を今一度問い直す!