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慶応三年生まれ七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代

講談社文芸文庫 つL1

出版社名 講談社
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-06-522275-1
4-06-522275-3
税込価格 2,970円
頁数・縦 739P 16cm

商品内容

要旨

夏目漱石、宮武外骨、南方熊楠、幸田露伴、正岡子規、尾崎紅葉、斎藤緑雨。個性も出自も様々なこの七人がみな幕末動乱の真っ只中、慶応三年生まれという事実に惹かれつづけた著者が、膨大な文献を渉猟、咀嚼し、織り上げた明治前期文人絵巻。二〇〇一年度講談社エッセイ賞受賞作。

目次

1(エージャナイカと神経衰弱
二つの誕生日を持つ男たち ほか)
2(七人男、東京に揃う
『当世書生気質』と『小説神髄』 ほか)
3(大日本帝国憲法発布
紅露時代の幕開け ほか)
4(紅葉館熱と東京専門学校文学科の創設
正直正太夫死す ほか)
5(漱石の「中学改良策」
子規の入社と外骨の出獄 ほか)
6(英文学士・夏目金之助誕生する
外骨の細川家騒動とロンドンの熊楠 ほか)

著者紹介

坪内 祐三 (ツボウチ ユウゾウ)  
1958・5・8~2020・1・13。評論家。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院修士課程修了。雑誌「東京人」の編集者、フリー編集者を経て執筆活動を始める。国内外を問わず文学作品、社会現象や状況、映像作品、音楽、演劇、相撲などさまざまな分野に幅広く関心を寄せた。2020年1月、61歳で急死。著書多数。筑摩書房『明治の文学』全25巻の編集や文芸誌「en‐taxi」編集同人も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)