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地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く

講談社選書メチエ 741

出版社名 講談社
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-06-522384-0
4-06-522384-9
税込価格 2,090円
頁数・縦 251P 19cm

商品内容

要旨

近代日本の地図づくりは、どんな技術で、いつ始まったのか。明治政府が国土を測り始めて一五〇年。測量と図化を積み重ね、2万5000分1地形図がほぼ網羅したのは二〇世紀後半のこと。「マップラバー」をも生んだその地形図が、今や様変わりする。三角測量・空中写真から衛星・デジタル化による測地術の進化、また目的別表現形式の多様化で、大幅に広がる利活用の範囲。高度なテクノロジーが測り表現する新しい地図の世界とは?

目次

第1章 地図って何だろう
第2章 「地図は国家なり」に始まる地図づくり
第3章 国土を測り、描く
第4章 動くこと山の如し
第5章 オールラウンダーとスペシャリスト―一般図と主題図
第6章 イノベーションが地図を変える
第7章 地図と防災
第8章 地球を描く
第9章 地図を広める

出版社・メーカーコメント

2万5000分1地形図が日本国土をほぼカバーした20世紀後半。その後の技術とデジタル化で地図の世界はどのように変貌したのか。

著者紹介

宇根 寛 (ウネ ヒロシ)  
1958年、東京都生まれ。1981年、東京大学理学部地理学教室卒業。同年、建設省(現・国土交通省)国土地理院入省。主に主題図作成、地理調査、地殻活動研究、国際交流に従事。JICA長期専門家(ケニア測量局アドバイザー)などを経て、国土地理院地理地殻活動研究センターセンター長を務め、2019年退職。専門は地理学、地形学、地図学。現在は、一般財団法人日本地図センター客員研究員、中央開発株式会社技術顧問。お茶の水女子大学文理融合AI・データサイエンスセンター研究協力員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)