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徳政令 中世の法と慣習

講談社学術文庫 2705

出版社名 講談社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-06-522562-2
4-06-522562-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 241P 15cm

商品内容

要旨

売ったはずの土地がもどってくる―日本史上でもひときわ有名な永仁の徳政令。それはなぜ「徳政」と呼ばれ、かくも人口に膾炙したのか。謎多き法を軸にして、所有に対する日本人の観念、「天下の大法」と呼ばれた社会規範から幻の政治改革「弘安徳政」に至るまで、一三世紀末の社会をあざやかに現出させる。中世社会史研究の金字塔!

目次

1 無名の法、有名の法
2 徳政令の出現
3 なぜ徳政なのか
4 天下の大法
5 贈与と譲与
6 消された法令
7 前代未聞の御徳政
8 人の煩い、国の利
9 徳政の思想
10 新しい中世法の誕生

出版社・メーカーコメント

日本史上ずば抜けて有名な「永仁の徳政令」。謎多き法の本質を鋭く見据え、13世紀の社会を深くあざやかに描いた中世史不朽の名著!

著者紹介

笠松 宏至 (カサマツ ヒロシ)  
1931年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学名誉教授。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)