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憲法と国家の理論

講談社学術文庫 2670

出版社名 講談社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-06-523826-4
4-06-523826-9
税込価格 1,551円
頁数・縦 418P 15cm

商品内容

要旨

清宮四郎(一八九八‐一九八九年)は、美濃部達吉とハンス・ケルゼンの教えを受けたあと、東北大学などで教壇に立った。宮沢俊義とともに戦後憲法学をリードした偉大な碩学の仕事は、今こそ再読の価値がある。本書は著者の薫陶を受けた樋口陽一氏が師の業績から重要な文章を精選し、重厚な解説を付した初の文庫版にして最善のアンソロジーである。

目次

1 日本国憲法の思想と原理(権力分立制序説
日本国憲法とロックの政治思想
憲法の法的特質
憲法の前文
国民主権と天皇制
天王の行為の性質
数と理
多数決の前提条件
わが憲法上の解散
憲法の変遷について)
2 憲法理論の基礎(法の定立、適用、執行
違法の後法
憲法改正作用
ブルクハントの組織法・行態法論)
3 憲法学の二師・一友(私の憲法学の二師・一友)

出版社・メーカーコメント

宮沢俊義と並んで戦後日本の憲法学を主導した偉大な学者、初の文庫版。著者に薫陶を受けた樋口陽一氏が精選した最良のアンソロジー。

著者紹介

清宮 四郎 (キヨミヤ シロウ)  
1898‐1989年。憲法学者。東京帝国大学で美濃部達吉に学び、京城帝国大学教授、東北(帝国)大学教授を歴任。我妻榮、宮沢俊義、大内兵衛らと憲法問題研究会を組織。東北大学名誉教授、日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)