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シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン 歴史・陰謀・労働・疎外

星海社新書 191

出版社名 星海社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-06-524714-3
4-06-524714-4
税込価格 990円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

ゼロ年代以降のデジタル世界では巨大プラットフォームが形成され、万人が参画する快適なシステムが構築された。本書はその構造を「物語消費」の枠組みから消費社会論としてだけではなく、二次創作から出発したフリーレイバー(無償労働)問題を中心に労働社会論としても丹念に読み解いていく。私たちの生は巨大プラットフォームに管理・統治され、疎外と搾取の運命を持つ。名著『物語消費論』を新たにアップデートする革新的な一冊!

目次

ノート1 物語陰謀論
ノート2 物語生成論
ノート3 物語労働論
ノート4 物語隷属論
資料1 麻原彰晃はいかに歴史を語ったか―「土谷ノート」を読む
資料2 「ビックリマン」と天皇制

出版社・メーカーコメント

比類無きおたく文化批評の原点『物語消費論』の視座が令和の今、蘇る。新たな物語論の行き着く先はこの一冊の中にある!

著者紹介

大塚 英志 (オオツカ エイジ)  
まんが原作者・批評家。1958年東京都生まれ。筑波大学卒。国際日本文化研究センター教授。80年代には徳間書店、白夜書房、角川書店で編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)