• 本

平安王朝

講談社学術文庫 2690

出版社名 講談社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-06-525010-5
4-06-525010-2
税込価格 1,353円
頁数・縦 323P 15cm

商品内容

要旨

貴族たちの豊かな古典文化に彩られた九〜十世紀。しかしその繁栄の底流では律令体制の解体が静かに進行し、中央の統治能力は力を失いつつあった。平安遷都から摂関政治前夜までを、古代国家の崩壊と封建社会の誕生のあいだの長い転換期と捉え、政治・社会・文化の多面的な視角から、光と影が交錯する歴史像を描き出す、無二の論考。

目次

第1章 律令体制崩壊の端緒
第2章 宮廷と詩文と密教と
第3章 良房・基経の時代
第4章 寛平・延喜の治
第5章 承平・天慶の乱と「天暦の治」
解説 透徹した目、柔らかなまなざし

出版社・メーカーコメント

花ひらく貴族文化と、解体されゆく律令体制。桓武天皇による遷都から摂関政治前夜まで、明と暗が交錯する歴史を生き生きと描く名著!

著者紹介

目崎 徳衛 (メザキ トクエ)  
1921‐2000年。新潟県生まれ。東京大学国史学科卒業。長岡工業高等専門学校助教授、文部省教科書調査官、聖心女子大学教授を歴任。同大学名誉教授。専攻は、日本古代・中世文化史。文学博士。第一回角川源義賞、第三回やまなし文学賞を受賞。俳句同人誌「花守」を主宰した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)