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呼吸の科学 いのちを支える驚きのメカニズム

ブルーバックス B−2184

出版社名 講談社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-06-525858-3
4-06-525858-8
税込価格 1,210円
頁数・縦 294P 18cm

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要旨

新型コロナウイルスのパンデミック時に、呼吸不全や酸素不足に苦しむ感染者の様子が大きく報道され、肺など呼吸器官に関心が集まったことがあった。言うまでもなく「呼吸」は生命維持に欠かせない大切なものだ。だが普段は意識せずに行うため、呼吸の仕組みについて知っていることはそう多くないだろう。本書では、呼吸器の名称やその働き、呼吸時に起きている体内の様子、呼吸法の効用など呼吸全般について、実験データや論文といった科学的な根拠に基づいて多角的に解説。呼吸を成り立たせているのは「肺」ではなく「呼吸筋」と呼ばれる筋肉であることや、腹式呼吸がストレスを軽減するといった事実を述べ、呼吸が生命維持のみならず、人間の様々なパフォーマンスに影響を与えていることを伝えている。著者は名古屋大学総合保健体育科学センター教授、同大学大学院医学系研究科教授。運動生理学を専門とし、人の運動時の呼吸について研究を進める傍ら、学生にバドミントンやテニスを教えている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年11月30日]

商品内容

要旨

人は1日に2万回以上、一生のあいだに6億〜7億回の呼吸を行います。ふだん無意識にしている「呼吸」には命を支えるための精巧なメカニズムが存在します!酸素を取り込み二酸化炭素を排出する仕組みとは?運動するとなぜ息が苦しくなるのか?ジョギングやヨガなど、運動種目と呼吸のコツは?さらに呼吸は「こころ」にどんな影響を与えるのか!そのすべてを徹底紹介します。

目次

第1章 「呼吸」する時、体ではなにが起きているのか?(人はどのように酸素を取り込むのか
「呼吸」を行う驚異のメカニズム ほか)
第2章 体に酸素はなぜ必要なのか(ヘモグロビンと酸素飽和度
体には酸素がなぜ必要なのか? ほか)
第3章 持久運動での呼吸の動態とメカニズム(運動時の実際の呼吸と呼吸法
運動する時「呼吸」には何が起こるのか ほか)
第4章 スポーツと呼吸のいい関係(ヨガと呼吸
登山と呼吸 ほか)
第5章 呼吸と「こころ・からだ」のいい関係(呼吸とこころの健康
呼吸とからだの健康 ほか)

出版社・メーカーコメント

生命活動の根源ともいえる「呼吸」。人は一生の間に6億〜7億回「呼吸」をするといわれています。そもそも「呼吸」とはなにか? 体はどのように酸素を取り込み、それを体のすみずみにまでに運ぶのか? さらに酸素はどのように細胞で消費され再び肺胞に送られた二酸化炭素はどのように酸素と交換されるのか? 「換気」の仕組みからエネルギー代謝の方法など、その精密につくられた驚異のメカニズムを「呼吸」の研究の第一人者として知られる著者が徹底解説します。まず、安静時の呼吸をもとに、生命活動を支えるそのメカニズムを解説。さらにランニングなどの運動時の呼吸をさまざまなデータをもとに精緻に解説していきます。ランニング開始後になぜ呼吸が苦しくなるのか? ランニングのリズムと呼吸のリズムは同調したほうがいいのか? など、さまざまな呼吸への疑問を解決していきます。その他にも、大人気のヨガや空気の薄くなる登山における呼吸とは? さらには「間合い」とよばれる格闘技での呼吸のコツなど、運動種目別の呼吸についても紹介。そして、近年、話題となっている「呼吸とメンタルの関係」についても、さまざまな科学研究をもとに考察しながら、「リラックス呼吸法」を紹介していきます。ふだん無意識に行っている「呼吸」について、その基礎の基礎から最新研究・応用まで、この一冊で「呼吸」のすべてがわかります。

著者紹介

石田 浩司 (イシダ コウジ)  
1961年、兵庫県生まれ。名古屋大学総合保健体育科学センター教授、同大学大学院医学系研究科教授兼任。博士(医学)。1987年、神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。同年、名古屋大学総合保健体育科学センター助手。1994年、名古屋大学大学院医学研究科より博士(医学)授与。2005年、名古屋大学総合保健体育科学センター教授(大学院教育発達科学研究科教授兼任)。2010年、オックスフォード大学医学部生理学部門客員研究員。2014年より名古屋大学大学院医学系研究科教授を兼任し、現在に至る。専門は運動生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)