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教養としての金融危機

講談社現代新書 2648

出版社名 講談社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-06-526715-8
4-06-526715-3
税込価格 968円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

激動の世界史と時代の大転換点。「100年間」に起きた「9つの危機」を「ストーリー」で一気に学ぶ…!危機を何度も乗り越えた世界は一体どこに向かうのだろうか?

目次

序 国の黒字・赤字とはどういう意味か?―国際金融の仕組み
第1の危機 なぜ史上最悪の危機は起きたのか?―金本位制、大恐慌、ドイツを巡る資金の流れ
第2の危機 なぜブレトンウッズ体制は崩壊したのか?―固定相場制、ドルの垂れ流し、ニクソンショック
第3の危機 なぜドルは大暴落したのか?―変動相場制、オイルショック、インフレ
第4の危機 日米・米独貿易摩擦は乗り越えられたのか?―プラザ合意、円高パニック、バブル発生
第5の危機 発展途上国の債務危機はなぜ同時多発したのか?―ラテンアメリカ大混乱、IMFプログラム、ブレイディープラン
第6の危機 アジア通貨危機とは一体何だったのか?―サドンストップ、パニックの伝播、アジア通貨基金
第7の危機 米国発金融危機はなぜ起こらなかったのか?―ヘッジファンド、質への逃避、FRBの介入
第8の危機 世界金融危機を引き起こした複合的要因とは?―リーマンショック、金融工学過信、群集心理
第9の危機 絶体絶命のユーロを救った「一言」とは?―単一通貨導入、ギリシャ危機、ドラギマジック
第10の危機? 次の危機はどこで起こるのか?―新型コロナ、債務累積、資産価格高騰

著者紹介

宮崎 成人 (ミヤザキ マサト)  
1962年東京都生まれ。1984年東京大学法学部卒業。1988年英オックスフォード大学にて国際関係論修士号(M.Phil)取得。1984年大蔵省(現・財務省)入省。主計官、国際機構課長、副財務官など歴任。欧州復興開発銀行(EBRD)日本理事室、金融安定化フォーラム(FSF)事務局での勤務を経て、2008〜2016年国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局及び戦略・政策・審査局審議役、2017〜2021年世界銀行駐日特別代表。ロンドン、バーゼル、ワシントンなどで通算17年間海外勤務。2016年より、東京大学大学院(総合文化研究科)客員教授。現在、三井住友信託銀行顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)