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クリティック再建のために

講談社選書メチエ 759

出版社名 講談社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-06-527070-7
4-06-527070-7
税込価格 1,815円
頁数・縦 236P 19cm

商品内容

要旨

「クリティック」とは何か?それは「批評」や「批判」という日本語では表しきれない、ヨーロッパの知的な系譜を示す言葉である。あるテクストを前にし、それを読み、解釈するとき、それは「正しいテクスト」か、と問うこと。自分の読みは「正しい解釈」か、と問うこと。ここにある態度こそ、古代ギリシャ以来、連綿と紡がれてきたヨーロッパの知の営みを統べる原理であり、この日本という場所に何よりも欠如したものにほかならない。今と未来に向けて碩学が提示する渾身のメッセージ。

目次

第1章 クリティックの起源(基礎部分の形成
出現
混線 ほか)
第2章 クリティックの展開(人文主義
ポスト人文主義―クリティックの分裂
近代的クリティックの始動 ほか)
第3章 現代の問題状況からクリティック再建へ(リチュアリスト
社会構造
言語 ほか)

出版社・メーカーコメント

古代ギリシャ以来、ヨーロッパの知的世界に脈々と流れる「クリティック」の系譜。その全容を碩学が明らかにする壮大な思想ドラマ!

著者紹介

木庭 顕 (コバ アキラ)  
1951年、東京都生まれ。歴史学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)