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現代思想入門

講談社現代新書 2653

出版社名 講談社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-06-527485-9
4-06-527485-0
税込価格 990円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

文学賞情報

2023年 新書大賞受賞
2023年 新書大賞受賞

要旨

複雑な世界の現実を高解像度で捉え、人生をハックする、「現代思想」のパースペクティブ。物事を二項対立で捉えない。人生のリアリティはグレーゾーンに宿る。秩序の強化を警戒し、逸脱する人間の多様性を泳がせておく。権力は「下」からやってくる。搾取されている自分の力を、より自律的に用いる方法を考える。人間は過剰なエネルギーの解放と有限化の二重のドラマを生きている。無限の反省から抜け出し、個別の問題に有限に取り組む。大きな謎に悩むよりも、人生の世俗的な深さを生きる…現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした「入門書」の決定版。

目次

第1章 デリダ―概念の脱構築
第2章 ドゥルーズ―存在の脱構築
第3章 フーコー―社会の脱構築
第4章 現代思想の源流―ニーチェ、フロイト、マルクス
第5章 精神分析と現代思想―ラカン、ルジャンドル
第6章 現代思想のつくり方
第7章 ポスト・ポスト構造主義
付録 現代思想の読み方

著者紹介

千葉 雅也 (チバ マサヤ)  
1978年、栃木県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は哲学・表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書に『動きすぎてはいけない』(河出文庫、第四回紀伊國屋じんぶん大賞、第五回表象文化論学会賞)、『デッドライン』(新潮社、第四一回野間文芸新人賞)、『オーバーヒート』(新潮社、「オーバーヒート」第一六五回芥川賞候補、「マジックミラー」第四五回川端康成文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)