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地球温暖化はなぜ起こるのか 気候モデルで探る過去・現在・未来の地球

ブルーバックス B-2202

出版社名 講談社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-06-528081-2
4-06-528081-8
税込価格 1,430円
頁数・縦 308P 18cm

商品内容

要旨

気候という複雑系の解明に挑む数値シミュレーション。初期のモデルから全球的な結合モデルへの発展。そして、真鍋博士の行ったCO2濃度倍増実験では、地球の気温や水循環にどんな変化が起こったのか?地球温暖化、そして気候の変動はいかに理解されるのか、真鍋博士の研究を詳細に紹介した初の解説書。

目次

第1章 はじめに
第2章 初期の研究
第3章 1次元モデル
第4章 大循環モデル
第5章 初期の数値実験
第6章 気候感度
第7章 氷期・間氷期の比較
第8章 気候変化における海洋の役割
第9章 寒冷な気候と海洋深層水の形成
第10章 地球の水循環はどう変わるか?

著者紹介

真鍋 淑郎 (マナベ シュクロウ)  
1931年、愛媛県生まれ。プリンストン大学上級気象研究者、海洋研究開発機構(JAMSTEC)フェロー。東京大学数物系研究科地球物理専門課程博士課程(気象学)修了。理学博士。1958年、米国気象局(現:米国海洋大気庁)で気候モデル研究に従事するため渡米。その後、プリンストン大学客員教授を兼任。1983年には、東京大学でも講義を行っている。1997年、日本での共同プロジェクトにおいて地球温暖化予測研究領域・領域長に就任。2001年に再び渡米し、プリンストン大学客員研究協力者を経て、現職。2021年ノーベル物理学賞を受賞
ブロッコリー,アンソニー・J. (ブロッコリー,アンソニーJ.)   Broccoli,Anthony J.
米国、ラトガース大学環境科学部環境・生物科学科特別教授。1977年、ラトガース大学卒業、気象学専攻。同大学博士号取得(環境科学)。主な研究テーマは気候力学。気候系の数値モデルを用い、過去と未来の気候の変化、そのメカニズムの研究を行う。米国海洋大気庁/地球流体力学研究所(GFDL)、ラトガース大学環境科学部教授、ウッズホール海洋研究所非常勤研究員などを歴任し、現職
増田 耕一 (マスダ コウイチ)  
立正大学地球環境科学部環境システム学科教授。専門は大気水圏科学、とくに全地球規模のエネルギーと水の循環。東京大学理学部地球物理学教室助手、東京都立大学理学部地理学教室助教授、海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター水循環プログラムサブリーダーなどを経て、現職
阿部 彩子 (アベ アヤコ)  
東京大学大気海洋研究所教授。東京大学大学院理学系研究課地球物理学専攻、スイス連邦国立工科大学(ETH)地学科博士課程、博士号取得(Dr.Sc.Nat)。東京大学気候システム研究センター助手、准教授を経て、現職。1998‐2001年には、真鍋博士とともに共同プロジェクトでの古気候研究グループ長も務めた。猿橋賞、欧州ミランコビッチメダル、日本学士院賞などを受賞
宮本 寿代 (ミヤモト ヒサヨ)  
お茶の水女子大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)