ごっこ
| 出版社名 | 講談社 |
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| 出版年月 | 2023年2月 |
| ISBNコード |
978-4-06-530447-1
(4-06-530447-4) |
| 税込価格 | 1,650円 |
| 頁数・縦 | 203P 20cm |
NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 初めて紗倉さんの作品を読んだ。表題作を含む短編三作。『ごっこ』は、モチノくんみたいな人いるなと思いながらも彼に思いをぶつけない彼女に苛立ちもする。その苛立ちがピークになるころに訪れる物語のラストは、ぞくっとしながらも爽快ささえ覚える。なんとも言えないこの作品の世界観。こういう作品嫌いじゃない。むしろ人間の抱える弱さや狡さが描かれていて、どこかに自分を投影してしまうような作品だった。
おすすめ度 苦しい。自分が捨ててきたものや失ったものを目の前にさらけ出されているような気分になる。どの作品も心情の吐露がリアルで生々しく迫ってくる。描写も臨場感があり、没入してあっという間に読了してしまった。「ごっこ」で高速を爆走するシーンでは自分がそこに乗っているかのような気分にさせられた。「見知らぬ人」ではその先があまりに気になる。帰ってくるのか来ないのか、どこにいったのか。その余韻を残して終わるのがいい。でも気になる。「はこのなか」、二人の関係性が読んでいて苦しくなる。ぶっちゃけ他に読む本があったのだけど読み始めたら先が気になり何よりも優先して読んでしまった。
おすすめ度 女性の深い内面を抉り出す、新しい「フェミニズム文学」を予感させる筆力のある短編三編。「ごっこ」に出てくるモチノ君のような「くず男」は、世の中の色んな所で女性を傷つけようと隠れている。多くの女性読者が、この作品を読みながら過去の古傷の痛みを感じるだろう。「見知らぬ人」は、「女性の本当の敵は往々にして女性である」であり「大事なものの価値は失ってみないとわからない」という悲しい現実を見せつける。「はこのなか」はヘテロかホモかという性の区別は、実はとても微妙で、多くの女性が気づかないうちに誰かを傷つけているかもしれないことを教えてくれる。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
| 要旨 |
注目作家が“ままならない恋愛”を描く、三つの物語。「ごっこ」…六つ年下の恋人の浮世離れした逃避行に付き合って、あてのないドライブを続けるわたし。逃亡資金がそろそろ底をついてきた。「見知らぬ人」…友人の結婚式に集う客たちの中に、夫の不倫相手が混じっているのではないか。あの女を探す那月が出会ったのは―。「はこのなか」…田舎町の中学で出会った奔放な女友達タクボに思いを寄せる戸川。今の願いは、結婚したタクボの隣室に住むこと。 |
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出版社・メーカーコメント
こんなことに付き合ってあげられるのは、自分だけだと思っていた。夫婦ごっこ、恋人ごっこ、友達ごっこ……。曖昧な関係に振り回される女たちの、不器用すぎる恋。野間文芸新人賞候補作『春、死なん』につづき、注目作家が「ままならない恋愛」を描く最新小説集。・「ごっこ」六つ年下の恋人の浮世離れした逃避行に付き合って、あてのないドライブを続けるわたし。そろそろ逃亡資金が底をついてきた。・「見知らぬ人」友人の結婚式に集う客たちの中に、夫の不倫相手が混じっているのではないか。あの女を探す那月が出会ったのは――。・「はこのなか」田舎町の中学で出会った奔放な女友達タクボに思いを寄せる戸川。今の願いは、結婚したタクボの隣室に住むこと。