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情報哲学入門

講談社選書メチエ 793

出版社名 講談社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-06-534597-9
4-06-534597-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 266P 19cm

商品内容

要旨

目覚めてから眠りにつくまで「情報」と無縁で暮らすことはできない。スマホでニュースを見る、駅の券売機やコンビニで電子決済をする、SNSで発信したりやり取りしたりする…これらはすべて情報に関わる営みだが、さて改めて「情報」とはいったい何なのか?かつてのように言語をモデルに理解しようとしてもその範囲をはるかに超え出る範囲と力をもつようになった情報という摩訶不思議な存在をめぐって「今」の理論を一望し、「未来」への生存戦略を提示する。本当に必要な最強マニュアル、満を持して登場!

目次

序章 情報という問い
第1部 情報がもたらす未来(情報と技術の未来
情報と経済の未来
情報と政治の未来)
第2部 情報哲学の現在(情報の分析哲学
情報の基礎づけ
人工知能の身体性)
第3部 情報の実践マニュアル(世界のセッティング
社会のセッティング
「人間」のセッティング)

出版社・メーカーコメント

私たちは「情報」なしで暮らすことはできません。スマホでニュースを確認する、メールやラインをチェックする。改札を電子マネーの端末で通り抜け、車内では画面に映る広告や駅名を見る。そして会社に着けば……といったように、あらゆる場所に、無数の形で情報はあふれています。では、そもそも情報とは何でしょうか? 一昔前のように言語をモデルに理解するのでは、医療現場での生体反応データから宇宙空間における周波数データまでをすべて「情報」として捉えることはできません。つまり、それが何かをよく理解していないまま私たちは情報なしではありえない生活を送るようになっているのです。本書は、こうした現状の中で「情報という問い」に正面から取り組みます。カーツワイル、ボストロム、テグマークを通して技術との関係の中で「人間」とは何かを確認し、マカフィーとブリニョルフソン、ズボフを通して社会の中での情報がもつ機能を捉え、フクヤマ、ハラリ、サンデルを通して政治との関わりを考察します。その上で改めて「情報」というものを哲学的に規定し、情報をめぐる課題を整理します。最先端の議論の見取り図を得られるばかりか、そこから得られる知見を整理し、日常にどう役立てるのかまで示してくれる本書は、これまでになかった1冊と断言できます。[本書の内容]序 章 情報という問い第I部 情報がもたらす未来第1章 情報と技術の未来一 カーツワイルのポスト・ヒューマン論二 ニック・ボストロムのスーパーインテリジェンス論三 マックス・テグマークの生命システム論第2章 情報と経済の未来一 マカフィーとブリニョルフソンによる第二のマシン・エイジ二 ショシャナ・ズボフの監視資本主義第3章 情報と政治の未来一 フランシス・フクヤマと「テクノロジーの政治学」二 マイケル・サンデルと「守るべき美徳」三 ユヴァル・ノア・ハラリと「自由主義の擁護」第II部 情報哲学の現在第4章 情報の分析哲学一 第一哲学としての情報哲学二 機械情報の振る舞いを把捉するための情報概念の再定義三 情報技術を再定義し、情報化された環境における生の条件を問う四 知能とは何かを再定義する第5章 情報の基礎づけ一 生命情報、社会情報、機械情報二 情報とは何か三 情報学が揺さぶる哲学的思考四 情報論的転回は大文字のパラダイムチェンジか五 シグナルの存在論、シンボルの存在論

著者紹介

北野 圭介 (キタノ ケイスケ)  
ニューヨーク大学大学院映画研究科博士課程中途退学。ニューヨーク大学教員、新潟大学助教授を経て、現在、立命館大学映像学部教授。専門は、映画・映像理論、メディア論。ロンドン大学ゴールドスミス校客員研究員(2012年9月‐13年3月)、ラサール芸術大学客員研究員(2022年6月‐11月)、ハーヴァード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所客員研究員(2023年11月‐24年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)