雪渡の黒つぐみ
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年6月 |
ISBNコード |
978-4-06-535483-4
(4-06-535483-8) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 308P 19cm |
商品内容
要旨 |
燃える城。裏切りのくノ一。山に潜むは異教の徒。横手城を炎上させた謎の新興宗教・大眼宗教祖「厳中」とは誰だったのか?伴天連弾圧が進む寛永二年。どんな相手の声も真似できる声色遣いの景信は、女忍者の紫野を寝返らせ伊達藩の動向を探っていた。紫野が何者かに殺され、伴天連が潜む白根金山へと乗り込んだ景信は、遊女として売られてきた鈴音と出会う。父親が大眼宗の教祖とともに失踪し、以来天涯孤独の身と語る鈴音に紫野の面影を重ねる景信だったが、その声を狙って忍び寄る者がいた―。伴天連、大眼宗、伊達成宗。すべてが繋がるその先で国を揺るがす巨大な陰謀が明らかになる!時代×エンタメを更新。この産声は、喝采に変わる。第18回小説現代長編新人賞受賞作! |
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出版社・メーカーコメント
【第18回小説現代長編新人賞受賞作】「一読して、抜きんでている印象を受けました」(中島京子)「エンターテインメントのツボをきちんとおさえた力作」(薬丸岳)「物語が進むにつれて状況が二転三転し、先が気になって仕方がない」(塩田武士)−−選考委員、大絶賛!日本文学史上、最も「優しくて強い」武器を持つ忍びがおくる、驚愕必至の時代・エンターテインメント!「この忍者、手裏剣も吹き矢も使わない!?」伴天連教迫害が進む1625年。東北では過激な新興宗教・大眼宗の台頭に、隣国との領地争いと、いくつもの火種が燻っていた。南部藩の若き忍者・景信は、この世でただ一人の“声色使い”。どんな声も完璧に真似できる唯一無二の喉を使えば、無数の敵も指一本触れず制圧することができる。隣国・伊達藩の動向を探る命を受け、諜報活動に挑む景信が目にしたのは信仰にすがる声なき人々と、闇に身を潜める邪教の黒い陰謀。背負わされた十字架、お上の掌返し、見ぬふりをされる人々の思い。いま、この時代にこそ突き刺さる、驚愕の時代エンターテインメント!