書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 生成AIの使用が仕事や日常生活、個人の創作にまで及んできた。何かを生み出すことが容易になった一方で、知らない内に誰かの模倣をしていたり、著作権を侵害するリスクも増した。オリジナルの価値を生み出した人の利益や意欲、創作文化を守るために、著作権など知的財産権への理解を深める必要性が高まっている。本書は、生成AIに関わる知的財産権を皮切りに、社会の至るところに存在する「知財」とそれをめぐる保護制度や法改正、ビジネス戦略の最新知識を案内している。生成AIに関わる議論では、人間がプロンプトを入力してAIが生成した画像に著作権が認められるか、大量のデータをAIに学習させることは著作権侵害になるのか、画風や作風を真似た生成物は許容されるのか、といった最近生まれた問題を挙げ、現状の解釈を述べる。また、複数の知的財産権を組み合わせた「知財ミックス」戦略と呼ばれる新しい潮流にも触れている。著者は東北大学研究推進・支援機構リサーチ・マネジメントセンター特任教授、弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)、内閣府上席科学技術政策フェロー。著書に『こうして知財は炎上する』(NHK出版新書)、『ロボジョ!』(楽工社)などがある。 |
商品内容
| 要旨 |
「知財トラブル」の地雷を踏まないための基礎知識。あなたはわかりますか? |
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| 目次 |
第1章 生成AIが揺さぶる「知財」の在り方 |



出版社・メーカーコメント
我々の日常は「知財」でできている。 普段から使用している服や靴、机やいす、テレビやスマホのほか、街中にあるビルやモニュメント、そして、ひっきりなしに目に飛び込んでくる文字、画像、映像、なにげなく耳に入ってくる音楽など、「知財」でできているものは無数にある。 いきなり「知財」という言葉を使ったが、これは正しくは「知的財産」または「知的財産権」の略称である。ざっくり言えば、「知的財産」とは、「人間の知的活動によって生み出された財産的な価値を持つ情報」などのことであり、「知的財産」に関する権利が「知的財産権」である。日常には「知財」があふれているが、なぜかしら我々が「知財」という存在を身近に感じる機会はあまり多くはない。その理由は単純で、「知財」とは、先ほど例示したそれ自体ではなく、そこに含まれるアイデアや表現といった形のない情報のことだからである。高度情報化社会において、知財を制するものは、世界を制すると言われる。GoogleしかりAppleしかり、Microsoftしかり、OpenAIしかりである。世界の最先端を走る企業は、知財部門においても最先端を走る。生成AIの登場によって、伝統的な知財の概念は大きく揺さぶられており、新たなる秩序が形成されつつある。こうした「知財・激動の時代」は往々にしてトラブルが起きやすい。何がセーフで何がアウトになるのか、知財啓発の第一人者が豊富なケーススタディを通じて、実践的な知識を解説する・