仮放免の子どもたち 「日本人ファースト」の標的
| 出版社名 | 講談社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2026年1月 |
| ISBNコード |
978-4-06-542523-7
(4-06-542523-9) |
| 税込価格 | 2,200円 |
| 頁数・縦 | 335P 20cm |
商品内容
| 要旨 |
「この国に生まれたことが、罪ですか?」日本語しか知らずに育ったのに、移動・就労の自由もなく、国民健康保険にも入れず、ヘイト・強制送還に怯える日常…。 |
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| 目次 |
プロローグ 生きる権利のない子どもたち |



出版社・メーカーコメント
「この国に生まれたことが、罪ですか?」日本で生まれ育ちながら、在留資格を持たず「仮放免」として暮らす子どもたちがいる。仮放免とは、収容は一時的に免れるものの在留資格がない状態のことだ。国民健康保険にも入れず、進学や就労の道も閉ざされ、県をまたいだ移動すら原則できない。日本語しか話せず、日本の学校で育っても、いつ強制送還になるかわからない不安の中で日々を過ごしている。街では「日本人ファースト」を叫ぶデモが行われる。その光景を、彼・彼女たちはどんな思いで見ているのか。本書では、当事者の子どもたちの生活や声を物語として丁寧に拾い上げながら、巷で語られる「移民」や「不法滞在者」への偏見を、データと事実に基づいて一つひとつ検証していく。日本政府は現在、2030年末までに不法滞在者を半減させるという「ゼロプラン」を掲げている。その対象として、クルド人が強く意識されている現実もある。だが、入管庁が「不法滞在者」と分類する人々の中には、本来保護されるべき「難民」が含まれている。日本の難民認定人数が先進国の中で突出して低い事実、そして難民申請者や仮放免者への対応が極めて冷酷である実態は、ほとんど知られていない。そしてその冷酷さは、仮放免者に限らず、何らかの在留資格を持つ外国人にも及んでいる。取材を進めるほどに明らかになっていったのは−−“問題の本質は外国人の側にあるのではなく、日本の制度と構造にこそ根深く横たわっている”という事実だった。