マイシーズンズ
講談社文芸文庫 さN4
| 出版社名 | 講談社 |
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| 出版年月 | 2026年3月 |
| ISBNコード |
978-4-06-542678-4
(4-06-542678-2) |
| 税込価格 | 2,750円 |
| 頁数・縦 | 326P 16cm |
商品内容
| 要旨 |
偶然出会ったテキスタイル作品に導かれ、小説家と染色工芸家夫妻は北欧・ノルウェーに旅立つ。多様な布と糸を組み合わせ色彩の調和と動きを表現する「布のステンドグラス」という独自の世界を造形したビヨルグ・アブラハムセンゆかりの人々や土地を訪れ、四季の移ろいを体感し、風土や歴史や文化と出会った二人は、深く満たされる―生活と創作の意味を問う、渾身の長篇小説。 |
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出版社・メーカーコメント
一九九五年二月、蔵王山麓で小説家の〈僕〉と暮らす早紀のもとにビヨルグ・アブラハムセンの夫、ヘルゲ・アブラハムセンから手紙が届く。それは草木染めの布を素材に衣服や小物、額絵やタペストリーなどを作る早紀が魅せられたビヨルグの作品の実物を見たいとビヨルグ宛に問い合わせた手紙への返信だった。そこには早紀の手紙は開封しておらず、ビヨルグがすでに亡くなったこと、ビヨルグの仕事についての問いに答える用意があることが記されていた。鬱の症状に苦しんでいた〈僕〉は、自らもまたビヨルグの作品によって喜びの感情を抱いていた。そして、むしろ自分こそノルウェーに行きたいと思うようになり、早紀に渡航を提案する。一九九五年春から翌年にかけ春夏秋冬の四回、〈僕〉はノルウェーへの旅を繰り返すことになる(早紀は秋の旅を除く三回)。〈僕〉と早紀はこの旅でビヨルグの作品を実際に目にし、ビヨルグと関わった人々や偶然出会った住民、現地の風土や文化や歴史に触れる。やがて、人間がものを創りながら日々暮らすなかで抱く感情の奥深いところまで、穏やかにだが確かに思いを馳せるようになっていくのだった。