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ALSと笑顔で生きる。 声を失った声優の「工夫ファクトリー」

出版社名 講談社
出版年月 2026年4月
ISBNコード 978-4-06-543429-1
(4-06-543429-7)
税込価格 1,870円
頁数・縦 286P 19cm

商品内容

要旨

意識あるまま体が動かなくなる難病、ALS。手がダメなら割り箸をくわえてキーボードを打った。トイレが使えないからオムツを研究した。妻の言葉で「声を失っても生きる」ことを決めた。最後は「目で」書いた、60万字の思い。ニャンちゅうの声を30年つとめた声優が全身で伝えること。

目次

第一章 難病発症〈二〇一九〜二〇二〇〉Writing by hands(発症
告知
やっかいな病気
声優の仕事
もう一つの難題
治療法
家族
上肢
発声)
第二章 声優になるまで、声優になってから〈一九六一〜二〇二六〉Writing by eyes(声優になるまで
声優になってから
声優の講師として)
第三章 二十四時間介護の現実〈二〇二〇〜二〇二二〉Writing by mouth(「秘技・割り箸入力」誕生
要介護一から要介護四へ
ALSになってからの質問
「介護される」気持ち
「秘技・疑似寝返り」誕生
「ALSが治った人」の話
胃ろうの話
工夫会議
オムツトーク
要介護五
動かない感覚)
第四章 命を取るか、声を取るか〈二〇二二〉Writing by mouth(気管切開とは)
第五章 声を失っても〈二〇二二〜二〇二三〉Writing by mouth(声を失いました
胃ろうの造設
ニャンちゅう、本当にありがとう)

出版社・メーカーコメント

「あなたって、こういう節目節目で派手な事やるよね」間違いないのは「今が一番元気」ということーー。Eテレで人気のキャラクター「ニャンちゅう」の声を30年以上つとめ、「ちびまる子ちゃん」など多くのアニメや舞台で活躍してきた声優の津久井教生さん。2019年突然転んだことから異変を感じ、半年間の検査入院ののち、感覚はあるままに体が動かなくなっていく難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」と告知をされました。冒頭の言葉は、妻の雅子さんが告知された津久井さんに伝えた一言です。本作は、体が動けなくなっていく「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」という難病に罹患した声優が、一文字ずつ綴った「闘病日記」。そしてベッドから動けず、介護をされる人の排せつやおむつや食事に関する本音や、「胃ろう」をつけたり「気管切開」したりした人の感触を赤裸々に綴る貴重な体験談でもあり、「声優」として多くの学校で講師もつとめてきた津久井さんが残したい「声のトレーニング」も綴られています。特筆すべきなのは、津久井さんが絶望しながらも笑いとユーモアを忘れないということ。できなくなったら、それをできるようにするために全力で工夫をし続けるということ。原因はわからず、治療法がなく、感覚はあるのに体だけが動かなくなっていく。そんな残酷な難病でありながら、「諦めずに全力で、そして今を笑って生きる」姿がそこにはあります。活力の源は、妻の雅子さんの存在です。FRaUwebにて2020年から始まった連載はキーボードのブラインドタッチで始まり、途中で手が動きずらくなってゆっくり指で打つようになり、次第にそれもできなくなり、割り箸を口にくわえて「秘儀・割り箸入力」にスイッチ。そして首の力がなくなってからは、「視線入力」で書いています。どうしても伝えたい。その思いがこめられた一冊です。

著者紹介

津久井 教生 (ツクイ キョウセイ)  
1961年3月27日東京都生まれ。声優・音楽家・舞台コーディネーター。アニメや戦隊ものを中心に声優として活躍。『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』では「ニャンちゅう」の声と番組の音楽を担当した。朗読劇なども積極的にプロデュースしてきた。2019年10月にALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患したことを公表。2022年11月18日、30年つとめたニャンちゅうの声をバトンタッチ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)