• 本

米原万里の「愛の法則」

集英社新書 0406

出版社名 集英社
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-08-720406-3
4-08-720406-5
税込価格 858円
頁数・縦 187P 18cm

商品内容

要旨

稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。世の中に男と女は半々。相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―“愛の法則”では、生物学、遺伝学をふまえ、「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。また“国際化とグローバリゼーション”では、この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」という信念に貫かれている。

目次

第1章 愛の法則(世界的名作の主人公はけしからん!
もてるタイプは時代や地域で異なる ほか)
第2章 国際化とグローバリゼーションのあいだ(「国際」は国と国とのあいだ
国を成立させる要素 ほか)
第3章 理解と誤解のあいだ―通訳の限界と可能性(同時通訳は神様か悪魔か魔法使い?!
濡れ場の多いベストセラー小説『失楽園』 ほか)
第4章 通訳と翻訳の違い(言葉を相手にする通訳と翻訳
小説を楽しめる語学力があれば通訳になれる ほか)

出版社・メーカーコメント

女が本流、男はサンプル!?世の中、男女半々で相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―生物学、遺伝学をふまえ、縦横無尽に分析・考察。表題を含め4本の、著者最初で最後の爆笑講演録集。

著者紹介

米原 万里 (ヨネハラ マリ)  
1950年東京生まれ。作家、エッセイスト。少女時代プラハのソビエト学校で学ぶ。ロシア語会議通訳として多方面で活躍。2006年5月没。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(新潮文庫、読売文学賞)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、大宅壮一ノンフィクション賞)、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社文庫、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)