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我関わる、ゆえに我あり 地球システム論と文明

集英社新書 0631

出版社名 集英社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-08-720631-9
4-08-720631-9
税込価格 814円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

地球を俯瞰すれば人間が分かる。惑星物理学の第一人者が、宇宙からの視点で人類の緊急課題を解明する。

目次

第1章 地球を俯瞰する視点(内からの視点では世界は語れない
月の石が教えてくれたもの
地球はシステムである
地球システム論で文明を定義する)
第2章 文明の変貌と人間論(ゴーギャンはなぜ文明を問うたのか
宇宙観はいかにして変化したか
歴史観を変えた放射性元素の発見
科学の発見は人類に何を及ぼしたのか
「神のつくりし世界」vs「人間世界」
観念的な人間論からの脱却
源デイ哲学はいかにして生まれたか)
第3章 「内部モデル」という宇宙(人と自然を結ぶ認識のメカニズム
内部モデルはいかに共有されるのか
哲学的人間論とは認識論である
科学はなぜ全体を問えないのか
我は外界との関わりの中でつくられる)
第4章 人間圏の未来(「分かる」から「納得する」へ
地球学的人間論を前提として
「均質化」は何を意味するのか
なぜ「拡大」が問題なのか
「3.11」と人間圏の創造
我々は「自然」を知り得たか)
第5章 普遍を探る者として(我々は宇宙をどこまで知り得たのか
我々は地球をどこまで知り得たのか
科学はまだ生命を定義できていない)

出版社・メーカーコメント

宇宙から地球を見れば、人類の課題が見える! 惑星科学の第一人者である松井教授の地球論・人間論の決定版! 辺境(宇宙)から世界を見つめ直すことこそが、大震災以降混迷する人類の未来を照らすと説き、独自の「チキュウ学」を提唱する!

著者紹介

松井 孝典 (マツイ タカフミ)  
1946年生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。専攻は地球惑星物理学。NASA客員研究員、マサチューセッツ工科大学招聘科学者、マックスプランク化学研究所客員教授、東京大学大学院教授を経て同大学名誉教授。2009年4月より千葉工業大学惑星探査研究センター所長。行政刷新会議民間議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)