「天皇機関説」事件
集英社新書 0878
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2017年4月 |
ISBNコード |
978-4-08-720878-8
(4-08-720878-8) |
税込価格 | 836円 |
頁数・縦 | 254P 18cm |
商品内容
要旨 |
「天皇機関説」事件は、この学説を主張する憲法学者の美濃部達吉への、天皇を崇拝する退役軍人や右派政治家の攻撃が発端となっている。一九三五年二月に始まり、約半年にわたる「機関説」排撃運動の中で、美濃部に対する政治的な弾圧が行われただけでなく、言論や学問の自由も奪われ、立憲主義が事実上停止した。その結果、「権力の暴走」を止める安全装置が失われ、日本は破局的な戦争へと突き進む。この事件は、社会がどのように「壊れて」いくのかを物語る昭和史の重要な分岐点である。現在の政治・社会状況との類似点の多さに戦慄が走る…! |
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目次 |
第1章 政治的攻撃の標的となった美濃部達吉(貴族院の菊池武夫が口火を切った美濃部攻撃 |
出版社・メーカーコメント
安倍政権の暴走により、立憲主義の崩壊が叫ばれているが、戦前にも事実上の機能停止に陥ったことがあった。この事件以後、日本は破局的な戦争へと向かう。現在とのあまりの類似点に戦慄を覚える一冊。