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江戸川乱歩と横溝正史

集英社文庫 な69−1

出版社名 集英社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-08-744190-1
4-08-744190-3
税込価格 968円
頁数・縦 510P 16cm

商品内容

要旨

日本の探偵小説を牽引した二大巨頭、江戸川乱歩と横溝正史。ほぼ同時期にデビューした二人は、盟友として認め合い、生涯変わらぬ友情で結ばれた。それも作家同士というだけでなく、時に一方が編集者となって支えるという希有なつながりだ。この濃密な関係はどのように生まれ、育まれたのか―二人の足跡を辿りながら、数多の作品群を通して出版界の興亡のドラマをも描き出す、空前の対比評伝。

目次

第1章 登場―「新青年」〜一九二四年
第2章 飛躍―『心理試験』『広告人形』一九二五〜二六年
第3章 盟友―「江戸川乱歩全集」一九二六〜三二年
第4章 危機―『怪人二十面相』『真珠郎』一九三二〜四〇年
幕間―一九四〇〜四五年
第5章 再起―「黄金虫」「ロック」「宝石」一九四五〜四六年
第6章 奇跡―『本陣殺人事件』一九四六〜四八年
第7章 復活―『青銅の魔人』一九四八〜五四年
第8章 新星―『悪魔の手毬唄』一九五四〜五九年
第9章 落陽―乱歩死す 一九五九〜六五年
第10章 不滅―横溝ブーム 一九六五〜八二年

出版社・メーカーコメント

江戸川乱歩「君、こんど『犬神家の一族』というのを書くだろう。ぼく犬神だの蛇神だの大嫌いだ」横溝正史「復活以後の江戸川乱歩こそ悲劇のほかの何者でもない」日本の探偵小説を牽引した二大巨頭、江戸川乱歩と横溝正史。盟友として、ライバルとして、お互い認め合い、時に対立しつつ、一方が作家として執筆するとき、他方は編集者として支えた。太陽と月にも喩えられる日本文学史上稀な関係は、どのように生まれ育まれたのか。二人の大作家の歩みを辿りながら、日本のミステリ史のみならず、日本の出版史をも描き出す、空前の対比評伝!「江戸川乱歩と横溝正史――二人を太陽と月に喩えることができるかもしれない。乱歩が旺盛に書いている間、横溝は書かない。横溝が旺盛に書いていると、乱歩は沈黙する。天に太陽と月の両方が見える時間が短いのと同様に、二人がともに旺盛に探偵小説を書いている時期は、ごくごく短いのだ」〈本文より〉「おそらくは、親友でもありライバルでもあった。だが、何よりも面白い探偵小説を求める同志だった。二人がなぜ探偵小説を書いていたのかと言えば、面白い作品がないので自分で書いていたに過ぎない。乱歩は誰よりも横溝に読んでほしかったし、横溝もまた乱歩に読んでもらおうと書いていた」〈「青春と読書」2017年11月号より〉●目次第一章 登場――「新青年」〜一九二四年第二章 飛躍――『心理試験』『広告人形』 一九二五年〜二六年第三章 盟友――『江戸川乱歩全集』 一九二六〜三一年第四章 危機 『怪人二十面相』『真珠郎』 一九三二〜四五年幕間 一九四〇年〜四五年第五章 再起――『黄金虫』『ロック』『宝石』 一九四五〜四六年第六章 奇跡――『本陣殺人事件』 一九四六〜四八年第七章 復活――『青銅の魔人』 一九四八〜五四年第八章 新星――『悪熊の手毬唄』 一九五四〜五九年第九章 落陽――乱歩死す 一九五九〜六五年第十章 不滅――横溝ブーム 一九六五年〜八二年

著者紹介

中川 右介 (ナカガワ ユウスケ)  
1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌『クラシックジャーナル』、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手がける(2014年まで)。その一方で作家としても活躍。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲、漫画などにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)