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命とられるわけじゃない

集英社文庫 む5−43

出版社名 集英社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-08-744574-9
4-08-744574-7
税込価格 902円
頁数・縦 230P 16cm

商品内容

要旨

大好きな父、最愛の猫“もみじ”、そして確執のあった母。三年続けて見送った平成最後の春、母の葬儀を前に現れたのは、一匹の小さな猫だった。見た目は全然違うのに、なぜか“もみじ”そっくりなその猫との出会いが、止まっていた時を再び動かし…。「どれほどしんどく思えても、“命とられるわけじゃない”のだ」。猫と亡き父に教わった優しい気づきと、愛すべき猫たちに心洗われる大人気エッセイ!

目次

1 雪も桜も舞い落ちて(心の穴ぼこ
長い散歩
三度目の
春にゆく
生活の実感
対面)
2 別れが出会いを連れてくる(再会
もの言う瞳
なつかしい重み
お願い
神さま
うちの子に
命名
もみじのおかげ
もみじのしわざ)
3 偶然という名の(説明のつかないこと
“後悔”と“愛惜”
愛情は限られた食糧ではない
執筆と庭いじりと
平成最後の日)
4 人の子のかわりでなく(令和最初の日
難産
二匹目
三匹目
きっと、いたずら
再び、命名
母性神話と猫)
5 愛を注ぐ器(「ま、ええではナイカ」
生きものとの契約
命とられるわけじゃない)

出版社・メーカーコメント

村山由佳の猫エッセイ!『猫がいなけりゃ息もできない』で愛猫〈もみじ〉を看取ってから1年。平成最後の春におきた奇跡的な出会いのドラマと、50代からの幸せの形に胸がふるえる。【内容】父、愛猫に続いて、確執の深かった母を亡くした著者。その母の葬儀で、1匹の猫と出会う。小さなその猫が、止まっていた時間をふたたび動かし……。「〈後悔〉と〈愛惜〉とは別のものだ」「愛情は、限られた食糧ではない」「冷静に考えれば、年を重ねてから楽になったことのほうがずっと多い」「譲れないことも、許せないことも、人生に一つか二つあれば充分」「どれほどしんどく思えても、生きてゆく途上で起こるたいていのことは、そう−−とりあえず、〈命とられるわけじゃない〉のだ」など、経験からつむぎだされた優しい箴言も随所に光る。今がしんどい人、老いゆく心身に向き合う人、大切なものを失った人、親との関係に悩む人、そして猫を愛するすべての人に贈る1冊。愛らしい猫たちや美しい軽井沢の写真を、カラー口絵と本文にたっぷり収録。味わい深い著者直筆コメントも必見!著者村山由佳(むらやま・ゆか)1964年東京都生まれ。立教大学卒業。 93年『天使の卵−エンジェルス・エッグ−』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞。21年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。『ミルク・アンド・ハニー』『猫がいなけりゃ息もできない』『もみじの言いぶん』『晴れときどき猫背 そして、もみじへ』など著書多数。

著者紹介

村山 由佳 (ムラヤマ ユカ)  
1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒業。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞を受賞。21年『風よ あらしよ』で第55回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)