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ひとりでは生きられない ある女医の95年

集英社文庫 よ28−1

出版社名 集英社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-08-745495-6
4-08-745495-9
税込価格 660円
頁数・縦 270P 16cm

商品内容

要旨

大正期、女子医学専門学校を卒業した静江は、帝大出の青年弁護士の斡旋で東京帝大小児科医局に勤務することになった。だが、その弁護士に求婚されて退職、二児を儲ける。夫の事務所の仕事を手伝いながらも、次第に夫婦の間の溝を感じるようになっていく静江。ある日、夫の仕事を手伝う養老文雄に強く惹かれている自分に気付き…。十歳も年下の男性との恋を貫いた女医の一途で正直な愛の自叙伝。

目次

第1章 紫のつゆ草―遠い風景(遠い風景
ふるさと
幼い夢 ほか)
第2章 紫のつゆ草―新しい旅だち(鎌倉の二階家
小児科大塚医院
鎌倉ぐらし ほか)
第3章 ひとりでは生きられない(愛する人へ
新しい時代の主役たち
「いのちの母」の幸せ ほか)

出版社・メーカーコメント

明治生まれの女が医者になり、愛する男性と結婚するということは、息苦しい時代を懸命に生きることだった。その一途で愛らしい95年の人生を余すことなく正直に描いた愛の自叙伝。(解説・養老孟司)

著者紹介

養老 静江 (ヨウロウ シズエ)  
1899年神奈川県津久井郡生まれ。神奈川県立第一高女(現横浜平沼高校)を経て1922年東京女子医学専門学校卒業。東京帝国大学医学部小児科介補、日本赤十字病院小児科助手。36年鎌倉で小児科大塚医院を開業。94年荻野吟子賞受賞。95年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)