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無名時代

集英社文庫 あ20-2

出版社名 集英社
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-08-745728-5
4-08-745728-1
税込価格 748円
頁数・縦 342P 16cm

商品内容

要旨

1959年4月、M大を卒業したばかりの芥洋介は、株式会社宣友へ入社する。彼を待っていたのは広告代理店草創期のアナーキーな日常と、苛烈な自意識をぶつけ合う同僚たちだった。皇太子ご成婚、東京オリンピック、そしてザ・ビートルズの来日。時代の奔流の中、今は何者でもないけれど何者かであるはずだ、と信じてもがき、走った青春の日々。日本の歌謡曲を牽引した作詞家・阿久悠による自伝的小説。

出版社・メーカーコメント

広告代理店に就職し、自分が何者かもわからぬまま、何者かになりたいと奮闘した若かりし日々。1960年代のカルチャーや風俗とともに描かれる、「阿久悠」になる以前の青春。自伝的小説。(解説/水野良樹)

著者紹介

阿久 悠 (アク ユウ)  
1937年2月7日生まれ。59年、明治大学文学部卒業。広告代理店宣弘社に勤務し、番組企画やCM制作等を手掛ける。65年にフリーとなり、本格的な文筆活動に入る。日本レコード大賞を受賞した尾崎紀世彦「また逢う日まで」、沢田研二「勝手にしやがれ」、ピンク・レディー「UFO」など、作詞を手掛けた曲は5000曲以上に及ぶヒットメーカー。また、企画・審査員として携わったテレビ番組「スター誕生!」からは山口百恵など多くのスターを世に送り出した。82年、『殺人狂時代ユリエ』で第2回横溝正史ミステリ大賞を受賞。97年、第45回菊池寛賞を受賞。99年、紫綬褒章を受章。2000年、『詩小説』にて第7回島清恋愛文学賞を受賞。07年8月1日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)