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リンボウ先生の日本の恋歌

集英社文庫 は21−9

出版社名 集英社
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-08-746236-4
4-08-746236-6
税込価格 628円
頁数・縦 257P 16cm

商品内容

要旨

歌謡曲に恋愛のテーマが多いのは、実は日本の伝統である。百人一首のなかに恋愛歌は四十三首もある。『万葉集』『梁塵秘抄』から、白秋、ユーミンまで、読み継がれ、歌い継がれてきた日本の恋愛詩、歌を、リンボウ先生が溢れんばかりの知識見識を駆使し、軽妙な文章で解読する。読めば納得の一冊。

目次

第1章 面影の恋(アイスキューブ(堀口すみれ子詩「アイスキューブ」)
しぐれ、しぐれ…(佐藤春夫詩「しぐれに寄する抒情」) ほか)
第2章 あこがれの恋(「あたし」の素性(永六輔作詩/中村八大作曲『芽生えて、そして』)
かかる夢みぬ…(建礼門院右京大夫) ほか)
第3章 ちぐりの恋(およるとのごや(隆達小歌)
おんなであること(林あまり歌集『ベッドサイド』) ほか)
第4章 夢の恋(ゆめとうつつと(後白河法皇撰『梁塵秘抄』)
『花』の花(武島羽衣作詩/滝廉太郎作曲『花』) ほか)

出版社・メーカーコメント

リンボウ先生が読み解く、日本の恋愛詩――万葉集から平安朝の短歌、江戸の地唄、はたまたユーミンまで、「恋」をテーマに作られた歌の数々を、リンボウ先生が知的にそして大胆に読み解く、遊び心あふれるエッセイ集。(解説/佐佐木幸綱)

著者紹介

林 望 (ハヤシ ノゾム)  
1949年東京都生まれ。作家・書誌学者。『イギリスはおいしい』で日本エッセイストクラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞を受賞。エッセイ、小説、詩、能楽・自動車評論など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)