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現代短歌そのこころみ

集英社文庫 せ3-5

出版社名 集英社
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-08-746258-6
4-08-746258-7
税込価格 681円
頁数・縦 318P 16cm

商品内容

要旨

一九五三年、斎藤茂吉と釈迢空という日本短歌界の二大巨星が墜ちた。翌年、一人の短歌雑誌編集者が発想した企画によって新しい才能が発見される。編集者の名は中井英夫。見いだされた新人は中城ふみ子と寺山修司。その時から現代短歌のこころみの歴史がはじまった―。戦後の日本語表現中で異彩を放つ短歌という文芸ジャンル、その半世紀にわたる挑戦と新人群像を斬新な視点から描く。

目次

斎藤茂吉の最晩年と青年時代の中井英夫
1 一九五四年の衝撃
2 閉じきらぬ円環
3 戦争は終った
4 現代短歌の局面
5 昭和戦前といまを結ぶもの
中井英夫の死

出版社・メーカーコメント

戦後日本と日本人が詠んだ「歌」とは何だったのか?斎藤茂吉から俵万智、穂村弘まで。戦後の現代短歌が経験した試行と発展、そしてそれが映し出した社会。三十一文字の短詩をめぐる歌人群像と日本語表現の戦後史を描く。(解説/山折哲雄)

著者紹介

関川 夏央 (セキカワ ナツオ)  
1949年新潟県生まれ。上智大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)