• 本

上海にて

集英社文庫 ほ1−21

出版社名 集英社
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-08-746364-4
(4-08-746364-8)
税込価格 638円
頁数・縦 246P 16cm

商品内容

要旨

1945年3月。東京大空襲の後、日本の敗色濃いにもかかわらず、上海に渡った青年がいた。堀田善衛、27歳。彼はこの国際都市で祖国の敗戦を経験する。国民党に徴用されて、その後1年ほどを上海で過ごした彼が見たものとは―。国民党の腐敗、勃興する共産党。迫り来る内戦、そして革命。本書は10年後に上海を再訪した著者が透徹した視座で上海と中国とを語る、紀行エッセイの歴史的名作である。

目次

上海にて(回想・特務機関
戦争と哲学
町の名の歴史
忘れることと忘れられないこと
再び忘れることと忘れられないことについて
「冒険家的楽園」
たとえばサッスーン卿という男について
町あるき
異民族交渉について
魯迅の刃か
暴動と流行歌
王孝和という労働者
自殺する文学者と殺される文学者
様々な日本人
死刑執行
腰巻き横町・裂け目横町
血の雨横町)
惨勝・解放・基本建設(惨勝とはなにか
解放ということ
基本建設・未来・歴史)

出版社・メーカーコメント

共産革命直前の上海を活写した傑作紀行エッセイ日本の敗色濃い1945年、上海へ渡った青年・堀田善衞。崩壊していく東洋の魔都で、彼は何を見て何を考えたのか? 『堀田善衛上海日記』と対をなす紀行エッセイの名作。(解説/大江健三郎)

著者紹介

堀田 善衛 (ホッタ ヨシエ)  
1918〜98年。富山県生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。広い視野と独自の文明批評に貫かれた多くの作品を発表。その作家活動は世界的に高く評価された。51年『広場の孤独 漢奸』で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)